【初心者必見】失敗しない・最速で内定が取れる 転職活動のスケジュールをフェーズごとに徹底解説

転職初心者 必見!転職スケジュール&To Do

初めての転職で、何をするのかわからない、何から始めてよいのかわからない、といった不安はありませんか?

この記事では著者自身が10社以上で働いた経験と転職エージェントとして1000人以上サポートした経験から最速で希望の仕事に就ける方法を伝えていきます。

これを読めば、「先に○○やっておけばよかった」「もっと早く知りたかった」といったムダがなくなり、チャンスを確実にモノにできます。

「段取り8分(ぶ)、仕事2分」という仕事の格言がありますが、これは転職活動にも当てはまります。スケジュールと準備がキモです。

この流れに沿って活動すれば後悔しない転職活動ができるようになるのでぜひ最後まで読んでください。ピンポイントで困っていることがあるときは目次をクリックしてください。

目次

【転職活動の流れ】

まずは大まかな流れをつかみます。応募書類や面接はイメージがあると思いますが、見落とされがちなのは事前準備です。

書類が通らない、一次面接で落ちてばかりいる、入社できたけどすぐに辞めたい、といった悩みは準備不足から来ていることが9割です。

1000人以上をサポートした元転職エージェントの著者が転職活動のフェーズごとにやるべきこと、成功・失敗のポイントなどを徹底解説します。

事前準備:ここで手を抜くと⇒①転職あきらめる、②転職を繰り返す転職スパイラルにはまる

応募書類作成:ポイントをおさえないと面接に進めません

求人をさがす:転職エージェント・転職サイトの併用がベスト

応募:やみくもに応募すると未来をつぶします!

面接:ライバルに差をつける事前準備&やらかしたときのフォロー

内定・入社検討・オファー面談:転職スパイラルにはまらない内定承諾までのプロセス

退職・引き継ぎ・入社準備:退職交渉や引継ぎのコツ、入社してすぐに活躍できる準備

【事前準備】転職軸・目標設定・自己分析&引継ぎ書作成

転職活動を短期で成功させるために必須なのは、この事前準備です。転職成功者はこの事前準備がしっかりしています。

事前準備には下記が含まれます。

転職軸:最重要ポイント!実は採用担当者が最も重視しています

目標時期設定:転職活動が長引いてしまう人は転職活動の期間を決めずにダラダラと活動を続けている

自己分析&引継ぎ書作成:転職=あなたを転職市場で売ること⇒あなたという商品を知ることが大切

転職活動は長引くと不安で心が折れます。だからここでしっかり準備をして、目的をはっきりさせて、転職活動を成功させてください。

転職軸:最重要ポイント!実は採用担当者が一番見ている

あなたが思っている以上に採用担当者は重視しています。先日お話した採用担当者は「軸さえしっかりしていればほぼ採用」とまで言っています。

転職活動すべてのフェーズ(書類作成~内定承諾まで)で大切なことです。この転職軸をしっかりと深堀するメリットは次の3点です。

  • 面接で必ず聞かれる、重要な質問にこたえられる 転職理由
  • 成功するまで転職活動を続けられる⇒軸がない人はお見送りに心が折れる
  • 転職を手段にできる⇒条件で選び「こんなはずじゃなかった」と転職を繰り返して年収を下げる

次からそもそも「転職軸」とは?といったことから、転職後後悔しないための転職軸の見つけ方までしっかりと解説します。

転職軸とは?

「なぜ転職したいのか?」「何を得られれば転職成功と言えるのか?」自信をもって答えられますか?

「年収さえ上がれば」「休みが増えれば」といったことで転職を考え始めますが、なぜそれが必要なのかがはっきりしていないことが多いです。

「なぜ年収を上げなければならないのか?」「そのために何を犠牲にできるか?」こういったことに答えられる人は転職に成功しています。

転職でかなえたいこと、働くために譲れない条件はいろいろとあるでしょうが、この条件に優先順位をつけることが大切です。多くの人はこの優先順位がつけられません。次からこの軸を見つけ、優先順位をつける方法を詳しく説明します。

後悔しない転職 転職軸の探し方

1)まず、紙とペンを用意してください。

スマホやPCでも良いですが、できれば紙とペンで実際に手を動かす方が効果的です。

2)紙を左右二つに分けてください。ノートなら左ページを使いましょう。

3)思いつくままに、今の仕事で不満、不安に思っていることを書いてください。

人間関係から、オフィス環境、なんでも構いませんし、いくつあっても構いません。

小さなことでも、あなたが不安に感じていることをていねいに拾ってください。

 例:このまま目の前の業務だけをしていて将来につながるのかわからない

   ここ何年も昇給がない

4)今度は紙の右側、ノートなら右ページに「理想的な状態」を書いてみる。

「難しそう」とか、「できない」といったことは考えないで、まずはあなたの理想を書いてみてください。

 例:他社でも通じるスキルが身につく仕事をする

   会社、自分も成長し、それが評価されて給与に反映される

5)今の不満、不安と理想を比べて、原因を突き止める。

今と理想の未来を比べると、不安の原因が具体的に見えてきませんか?

 例:ルーティーンワークに追われて成長を感じられない

   今の会社・業界に成長力がない

   仕事は嫌いではないが評価が不公平でやる気がない

6)3)で書きだし不満、不安すべて4)~5)をやってみましょう。

大変かもしれませんが、あなたの問題を解決できるのはあなただけです。なぜなら、あなたが原因を知っているからです。誰かが解決してくれるのを待っていては、いつまでもその不安を抱えたままになってしまいます。

7)不安、不満に優先順位をつける。これさえ解決できれば他のことはガマンできると思えるものを3つあげてください。

この優先順位を転職活動中、忘れないでください。数字は説得力があるので年収や休日日数など良い条件を提示されると、すぐにでも入社したくなってしまうかもしれません。でも、あなたの転職軸が年収や休日にないのなら、それは一度無視しましょう。

重要なことなので繰り返します。転職軸がずれた転職なら、履歴書を汚すだけなのでしない方がマシです。

目標時期設定:ダラダラ転職活動を続けない

ストレスで体調を崩しているなど緊急事態以外は、できるだけ円満退社になるよう引継ぎまでスケジュールに入れましょう。

転職活動は長くやれば良い仕事を見つけられるというものではありません。想像以上にお金も時間も気力もつかいます。

転職軸をずらさない転職のためには、気力が保てる期間に集中することをおすすめします。

おおよそ1か月~半年程度、2~3か月が平均的な転職活動期間です。タイミング、職種にもよるので目安程度に考えてください。

内定までの目標時期を決めて逆算しましょう。

就業規則で退職規定を確認

民法では期間の定めのない労働者は2週間前に退職の意思を伝えれば辞められることになっています。

ですが、就業規則では3か月前など規定していることも多いです。一般的に社会人マナーとして就業規則に沿ってスケジュールを組みましょう。

面倒でも就業規則の規定で退職すべき理由は次の2点です。

1)リファラルチェック

最近はリファラルチェックと言って、今の会社の上司や同僚からヒアリングをする会社が増えています。以前は外資系だけだったのですが、日系でも取り入れ始めています。

2)上司・顧客として再会する可能性

転職する人が多くなれば元上司・同僚・顧客といった人たちと、再会する可能性があります。実際に、私の友人は外資系企業で2社前の上司が再び上司として入社してきたと言っていました。

せまい業界だとうわさが流れることも多いです。その後のキャリアのためにも、就業規則に沿った退職をおすすめします。

先に退職する人にヒアリング

転職を意識し始めたときから、辞める人にはどのような理由で辞めたのか聞いておきましょう。

引き留めが強く、せっかく内定が出たのに辞められなかった例もあります。穏便に退職した人の例は参考にしましょう。

聞くべきことは、タイミング、場所、一番最初に伝えた人、トラブルの有無、などです。

自己分析&引継ぎ書作成:転職=あなたを転職市場で「高く」売ること

転職活動はあなたという商品を労働市場というマーケットで売ることです。ですので、あなたという商品をよく理解することが転職成功のカギです。長所・短所といったことだけでなく、どのような環境なら成果を出しやすいのか、逆に成果に結びつきにくい職場の条件といったことまで深堀りします。

自己分析の目的

転職市場であなたという商品をできるだけ高く、あなたに合った企業へ売るためです。高いだけ、良い環境だけ、では転職のたびにキャリアアップできません。一生稼げる力をつけるためにあなたの「今」を知ることが目的です。

自己分析をするメリット

1)通過する応募書類が書ける

自己分析とは、あなたの強みや弱みを知ることなので企業ごとにどのようなスキル・経験をアピールすれば良いのかわかります。

2)面接準備ができる

面接はあなたと企業がお互いをよりよく知り、条件をすり合わせする場です。あなたがあなた自身のことを理解していないと面接は成功しません。

どのようなスキル・経験を活かしたいのか、どのような環境ならそれを発揮できるのかと言ったことを理解していればもし面接に通過しなくても「自分に向いていない職場だった」と受け止められます。

3)内定承諾を決める時に迷わない=転職成功

内定=転職活動終了、ではありません。あなたの転職軸に合った企業に入社して、そこで成果をだしてこそ「転職成功」と言えます。

条件が良くても、あなたに合った仕事・働き方でないと成果を出すのは難しいでしょう。あなたが結果を出しやすい条件を知ることが転職成功の近道です。

自己分析のやり方

今まで経験した仕事を振り返る+未来を考える

1)経験の棚卸

・今までやってきた業務、それによって身についたスキル・経験・知識、今後何をやりたいかを書き出す

・企業・部署ごとに時系列で書く⇒抜けもれがなく、思い出しやすい

・実績:担当してきた役割・業務・目標・結果⇒組織の中で、どのような役割で、何を担当して、目標がどれくらいで、どの程度達成したのか?

2)成果を出せたときはどんな状況・環境だったか

1)の振り返りのなかで、成果を出せたときの条件を書き出してみます。

・あなたのモチベーションがどこにあるか?⇒あなたに合った仕事・働き方を理解する

・あなたが能力を発揮できる環境、分野は?⇒スキル・経験があっても成果を出せなければ転職する意味がない

・あなたの弱み、活躍しにくい環境、分野は?⇒弱みを強みに変えるより、弱みや苦手に近づかない方が結果を早く出せる

3)あなたのスキル・経験・知識をどう活かしたいか?

・今までの仕事を通じて身につけたスキル・経験のうち何を一番活かしたいか?

好き・得意と言ったことだけでなく、業界・職種での価値・将来性、5年・10年後のキャリアを考えて何を活かせば良いか考えます。

・次の職場でどのように活かしたいのか?

チームワークなのか、個人プレーなのか、リーダーになりたいのか、どの位の規模の組織が合っているのか、裁量の大きさや指示系統などあなたが活かしたいスキル・経験をどのように発揮したいですか?

企業目線で見る:スキル・経験・資格・知識・今後やりたいことで終わらせない

これまでの経験や身に着けたスキルだけで内定は出ません。もう一歩踏み込んで、企業の立場に立って考えてみましょう。あなたがやりたいことも大切ですが、企業はお金を払ってあなたを雇用するのです。あなたのスキル・経験を活かして「これから入る会社にどう役立つのか」をアピールできるように分析してください。

外資系企業での面接で必ず聞かれる質問は「なぜ我々はあなたを雇わなければいけないのか」というものです。「私を雇えば○○が可能になるので、雇わなければ損失です」と言えるくらいにあなたのスキル・経験を棚卸してください。

引き継ぎ書を同時に作る

企業からもっとも聞かれるのは、直近の業務内容です。であれば、内定が出てから引き継ぎ書を作るのではなく、引き継ぎ書を今担当している業務の棚卸としてしまいましょう。

もちろん、引き継ぎ書に不要な学んだこと、活かした失敗などは書きません。ただ、引き継ぎ書を作成している過程で効率化したこと、工夫したことなども思い出すでしょうから、まとめて書き出した後に、引き継ぎ書と自己分析とに分ければ職務経歴書を書くときに役立ちます。

失敗、苦手も書き出す

誰でも自分の失敗や苦手なことなど考えたくありません。ですが、面接では失敗エピソードや苦手な業務を聞かれることは多くあります。あえて嫌なことを聞き、平常心を保てないときの反応を見られています。

いきなり聞かれると焦って本当に失敗談だけで終わってしまいます。失敗を経験として活かしたポジティブなエピソードとして語れるよう準備しましょう。

1)失敗をリカバリーしたエピソード

2)失敗から学んだこと

3)苦手を克服するためにした努力

これらを使って、ネガティブな話もポジティブに終わらせられるよう経験を整理しておくことが重要です。

関係なさそうなことも書き出す:可能性を広げる

自己分析では、あなたが興味のない職種・業界でしか役に立たないことでも書き出しておきましょう。

思わぬ企業に応募することになるかもしれません。準備段階であまり取捨選択すると個性のない応募書類、面接回答になってしまいます。

【書類作成】履歴書・職務経歴書のコツ

履歴書・職務経歴書は企業に提出するあなたのプレゼン資料です。文字だけで伝えるために、コツが必要です。一番大切なことは、「落とす理由」を作らないことです。

応募書類に共通する書類作成の最低限のポイント

1)誤字脱字がない

これは書類の基本です。ですが、自分で書いた文章のミスというのは案外みつけにくいものです。ツールを使うことをおすすめします。

①読み上げ機能:MicrosoftWordやMacのスピーク機能の他、無料ツールも多くあります。

②誤字脱字チェック機能:Microsoft Wordには、「スペルチェックと文章校正」からチェックする項目を選ぶことができます。有料版の方が機能は充実していますが、無料版でも良いでしょう。

2)英数字は半角/全角で統一

年月日などは統一されていても、文中の英数字は全角/半角が混在していることがあります。見落としがちなので、できれば英数字だけ別にチェックすると見つけやすくなります。

3)正確な固有名詞

㈱なども使わず、正式な固有名詞で記載します。

4)西暦/和暦、表記方法の統一

平成と令和が同じ年などは間違えやすいので、西暦で統一することをおすすめします。

履歴書作成のポイント

ほとんどの企業はフォーマットを指定していません。検索すれば多くのフォーマットがネット上にあるので、書きやすそうなもので作成しましょう。ここでは見落としがちな点を説明します。

1)空欄を作らない:記入欄はすべて埋める。ですので不要な項目があるフォーマットは使わないようにしましょう。

2)正式名称:会社名、学校名、資格・免許などはすべて略さず正式名称で記入。資格など取得前でも勉強中であれば「〇〇取得のため勉強中」とすればアピールになります。

3)日付:西暦か和暦で統一するのが基本ですが、和暦だと同じ年に平成と令和がある年など間違えやすいので西暦がおすすめ。

4)志望動機:必ず応募する企業ごとに変えます。面接時に聞かれることも多いので手を抜かないようにしましょう。

5)写真:スピード写真やスマホ撮影・コンビニ印刷の人もいますが、おすすめできません。見た目は思った以上に影響力があります。プロに撮影してもらいましょう。転職はあなたを市場で売り出すことです。少しの投資をケチらずあなたの将来のキャリアのためにお金をかけてください。

6)最初に押印する(手書きのとき):手書きの場合、まず押印します。すべて書き終わってから押印すると斜めになってしまったらすべて書き直しです。労力をムダにしないために最初に押しましょう。

職務経歴書履歴書のポイント

一番重要な書類です。採用担当者は大量に応募書類を読みます。読みにくい、長すぎるだけで読まれない可能性があります。あなたが最もアピールしたい点が伝わるように、簡潔にまとめましょう。自己分析で書き出したことが下書きになります。

履歴書と同じくフォーマットを指定されることはほとんどないので、ネットにある書きやすそうなものでOKです。

応募するときは、企業ごとに書き直しますが、最低限下記は押さえておきましょう。

注意点:求められているスキル・経験以外は捨てるくらいのメリハリをつける

できるだけ良く見せようと、スキル・経験をてんこ盛りにしてしまう人がいます。ですが、逆効果です。企業が求めていることをピンポイントで攻める方が印象に残ります。「パスタが食べたい!」と思ったらパスタ専門店に行きます。ファミレスにもパスタはありますが、こういったときには行かないでしょう。

関係ないスキル・経験はさっと触れるだけにして、求められているスキル・経験について詳しく、具体的に書いた方が「会いたい」と思ってもらえます。

1)経歴要約

応募時に企業ごとに書き直す項目です。

これまでの職務経歴を200~300字くらいにまとめます。求人票にある必須条件、歓迎条件、求める人物像に合わせてアピールします。「この人に会ってみたい」と思われるように意識しましょう。

2)職務経歴

新しい順に今まで経験した仕事内容を記載します。
・勤務先の企業名、事業内容、設立年月日、資本金、従業員数、売上など:会社HPなどで確認する
・部署名:社名と同じく正式名称を記載
・役職・役割:役職などあれば記載
・業務内容:箇条書きで記載
・実績:できるだけ数字で記載 例〇%アップ、△△時間削減、〇〇賞受賞、△年連続~など

3)活かせる経験、スキル、知識

応募時に企業ごとに書き直す項目です。

求人票の必須条件⇒歓迎条件の上から順にあなたのスキル・経験・知識などを具体的な数字を入れて記載します。応募時には必ず転職エージェントに相談するべき項目です。

4)資格・免許

省略せずに正式名称で書きます。全く関係のない資格は書かない方が良いことが多いです。応募時に転職エージェントに相談しましょう。

特に書ける資格などがない場合でも、資格の勉強に取り組んでいる、取り組み始めたなら、「〇〇資格取得を目指して勉強中」と記載すればアピールになります。

5)自己PR

応募時に企業ごとに書き直す項目です。

求人票の必須条件、歓迎条件、求める人物像をよく理解しましょう。あなたがその企業で発揮できるスキル・経験を中心に、どのように貢献できるかをアピールします。

また、あなたの性格が社風に合っていることをアピールできる項目なので、どのように働きたいかと言ったことは応募企業の社風に合わせます。社風も求人票から読み取れますが、企業Webを見てもよいでしょう。

6)枚数:2~3枚

20代なら2枚くらい、長くても3枚までにまとめましょう。どれほど素晴らしいスキル・経験があっても読んでもらえなければ意味がありません。

8)文体:「だ・である」調で統一

自己分析のところでも説明しましたが、あなたが何をしたいか?よりあなたが企業で何ができるか?どんな成果を出せるか?をアピールすることがポイントです。

【転職エージェント】使い倒し方・ポイント・注意点

詳しい転職エージェントの使いこなし方、利用時の注意点、良い転職エージェントの見分け方などは「転職 エージェントとは? メリット・デメリット~ヤバいエージェントの見抜き方」で詳しく説明しているので、そちらを参考にしてください。

ここでは大まかな流れと使いこなし方のポイント、注意点をお伝えします。元転職エージェントの目線から気を付けてほしいことを説明します。

転職エージェントの使い倒し方

転職エージェント利用の流れ

転職サイトとの一番の大きな違いは担当者がつくことです。基本的に担当者が変わることはないので、担当者のスキルと相性が最重要ポイントです。

ですので、多くの担当者に会うためにもできるだけ多くの転職エージェントに登録して良い担当者に出会うことが最速内定につながります。

登録

転職エージェントのサイトからあなたの希望やスキル・経験などを登録します。転職エージェント内であなたの担当者が決まるので、

良い担当者に出会うためにも詳しく登録しましょう。さらに全部の項目が埋まっていなくても履歴書・職務経歴書をアップしておくことをおすすめします。

あなたの本気度を伝えられること、面談のときにアドバイスをもらえることなどメリットしかありません。

担当者との面談(電話・Web)

登録すると数日で転職エージェントから面談の申し込みがあります。時間は転職エージェントにより10分程度から1時間くらいまでです。

コロナ禍以降ほとんどが電話かWebになったので、昼休みや就業前後にサクッとできます。

面談でのポイントはWebを選ぶことです。理由は2点です。

1)企業の採用面接の練習になる

採用面接も一次はほとんどWebになりました。できるだけWeb面接に慣れておくためにも転職エージェントとの面談はWebにしましょう。リアル面接とは違うコツがあるので練習は必須です。

2)自分自身でフィードバックを受け取れる

ほとんどのWeb会議システムには録画機能があるので、録画することをおすすめします。リアル面接よりずっと話し方や目線が気になるのでセルフビューだけでなく録画でも確認したほうが良いです。

Web面接で気を付けるポイント

目線・姿勢・話し方のクセ:目がキョロキョロする、姿勢が悪い、「あ~」「え~」などが多い、といったクセは自信がないように見えます。

背景・照明:バーチャル背景はセルフビューで反映されていても相手にはリアルな部屋が映っていることがあります。万一部屋が映ってもOKなように担当者との面談でどう映るか確認しておきます。

また、顔色が良くみえるよう照明にも気を配ることをおすすめします。

話すペース:少しゆっくり目ではっきりと話す、間をとる、同時に話さないように気を付けると良いです。リアルではなんとなく伝わるお互いの話すペースがWebではわからないので、この3点に注意すると相手に伝わりやすいだけでなく、あなたも相手を理解しやすくなります。

求人紹介・応募書類の添削・面接対策

転職初心者さんに転職エージェントをおすすめするのは、特にこのフェーズです。社会人経験が浅い、一つの業界・企業しか知らないといった人の場合、

もっと良い条件で働くことができる業界・職種があってもその可能性を知らないことが多いです。広く業界・職種について知識のある転職エージェントに

出会えればあなた自身が気づいていなかった可能性を引き出してくれます。また、未経験の業界・職種に応募する際に必要なサポートも受けられることがメリットです。

求人紹介

登録、面談であなたの希望やスキル・経験から求人を紹介されます。

応募書類の添削

紹介された求人のなかで興味があるものがあれば応募するためにその求人に合った履歴書・職務経歴書になるよう添削をしてもらいます。

面接対策

面接のポイントは企業によって変わります。良い担当者ならその企業、面接官からよく聞かれる質問や回答のアドバイスをくれます。また不安であれば模擬面接を依頼できます。

応募・書類選考・面接

転職エージェントを通して応募するときには企業へ推薦状が添えられます。普段の人間関係でもそうですが、第三者からの言葉のほうが本人より重みがあります。

このとき、スキル・経験だけでなく人柄についても書かれるので、担当者へは登録の段階からビジネスマナーを守って接しましょう。

書類準備

書類のポイントは求人票に合わせて「落とす理由」をつくらないことが大切です。

1)スキル・経験:最重要ポイント!求人票の「必須スキル⇒歓迎スキル」の順で記入

2)求める人物像:求人票にある「求める人物像」に合わせてエピソードを書く

例えば、チームで協力し合える人物を求めている会社には、チームワークを発揮して目標達成した経験を書きます。

応募

応募書類の提出も含めすべて転職エージェントを通して行います。どの段階でも企業へ直接連絡をすることなく、必ず転職エージェントを通しましょう。

書類選考

多くの企業は数日以内に転職エージェントを通じて結果を通知します。なかには時間のかかる企業もあるのでその場合は企業ではなく、転職エージェントに問合せます。

面接

事前準備で深堀りしたあなたの転職軸や自己分析から、過去・現在・未来を伝える場です。具体的には過去に学んだこと、経験したこと。現在何をしているか。

未来にその応募企業でそれらのスキル・経験をどのように活かせして企業に貢献できるのか、と言ったことです。

〇絶対NG発言

自分語り:ときどき、自分のやりたいことや身に着けたいスキルばかりを話す人がいます。これは給与をもらいながら、あなたがしたいことをさせてくれと言っているようなものです。自分の都合しか考えられていない人は採用されません。

年収・有給など労働条件:聞かれない限り話すのは止めましょう。上の自分語りと同じく、自分の都合を優先する人に思われてしまいます。きちんとした転職エージェントなら知っているので、転職エージェントに聞きましょう。

企業に確認したいなら、内定後に条件交渉の際に聞きましょう。内定後なら主導権はあなたのものです。

募集要項やエージェントからの得た業務内容など仕事に関係することを面接で確認するのはOKです。「何か質問はありませんか?」と聞かれた際に聞いてみましょう。

面接後

面接が終ったらその日のうちに転職エージェントに連絡を入れます。伝えるべき内容は次の通りです。

1)聞かれたこと&応えたこと:次につなげるために担当者からフィードバックをもらいます。(「〇〇と応えた方がよかった」といったアドバイス)

2)伝えきれなかったこと:緊張していたり、タイミングを逃したりしてうまく伝えられなかったことを転職エージェントに伝えてもらうためです。

担当者は企業に上手に伝えてくれるので、伝えられなかったこと、誤解を与えた不安があることなど伝えましょう。こういったフォローがあるのも転職エージェントを利用するメリットです。

内定・入社検討・内定承諾・退職・入社

内定をもらったらほっとしてすぐに内定承諾をしてしまう人がいますが、早まってはいけません。あなたの転職軸と比べて本当に良い選択になるのか見極めます。

また、うっかり「聞いていなかった」と入社後に後悔することないように確認するポイントがあります。

内定:内定が出たらすぐに確認すること3点とやってほしいこと1点

内定通知書で条件確認

内定がでたら必ず内定通知書で条件を確認しましょう。募集要項とちがうこともあります。そのときは、転職エージェントになぜ違うのか確認してみましょう。

実は内定にも幅と言うものがあります。絶対に入社してほしい、人手が足りないから、他に候補者がいないから、といった事情です。

そのような事情が内定通知書の条件に反映されていることがあるので、理由を確認します。

転職軸と合っているか確認

条件や業務内容を最終確認したら、最も大事なあなたの転職軸に合っているか、今の職場でかなえられないことを実現できるか、不満を解消できるかといったことを考えてみましょう。

すべての希望をかなえることは不可能ですが、事前準備で考えた優先順位からあまりにちがうと、また転職する羽目になりかねません。日本ではまだまだ転職回数は少ない方が有利です。よく考えましょう。

内定承諾書の期限を確認

就職活動とちがって内定から内定承諾まで2週間程度ですが企業によってまちまちです。あまり迷っているとその間に内定取り消しになりかねません。考えられる時間を確認します。

オファー面談:実際に働く職場を見る・一緒に働く人と会う

オファー面談とは、内定後に企業と内定者が最終的に入社後の条件などのすり合わせをする面談です。このときに、職場見学や実際に一緒に働く人と会うことも依頼してみましょう。

転職理由の上位は人間関係です。米国の調査では職場に友人が3人以上いる人の幸福度は高いそうです。何をするかも大切ですが、誰とするかも大切です。

人事担当の人は訓練されているので人当たりが良いので、実際の仕事場の雰囲気はちがっているかもしれません。

ぜひ、内定承諾をするまえにどのような職場で、どのような人たちと働くのかを確認しましょう。

転職エージェントを使い倒すポイント

詳しくは別な記事で解説しているので、ここでは最低限知っておくべきポイントに絞ってお伝えします。

大手・総合×中小・特化の組み合わせが最強

転職エージェントは大きく二つに分類できます。大手総合転職エージェントと中小・特化型の転職エージェントです。

・大手で総合型:求人数が多いことが最大のメリット

⇒業界・職種に縛られず幅広く可能性を広げられる

・中小・特化型:特定の業界や職種に特化している

⇒専門的なアドバイスや企業とのパイプの太さ、特化した非公開求人がある

登録はできるだけ多く⇒良い担当者に出会うことが転職成功の近道

転職エージェントの担当者のスキルはかなり個人差が大きく、○○社だから安心と言い切れません。これは△△のマッチングアプリで出会った人は良い、と言えないのに似ています。

それぞれの担当者が得意とする業界、職種などがあります。また、若い転職未経験の担当者もいます。

良い担当にあたることが最重要になります。あなたにとって良い担当者に出会うためには、面談してみないと分かりません。大変かもしれませんが、あなたの将来のためにできるだけ多く登録してたくさんの担当者と話してみてください。

良い担当者に出会えれば、一回の転職だけでなく、その後のあなたのキャリアの伴走者になってくれます。

スキル・経験を詳しく登録する⇒合った求人を紹介される

登録が面倒なのはよくわかります。複数の転職エージェントに登録するのはさらに大変ですが、ここは詳しく登録することをおすすめします。その理由は次の2点です。

良い担当者に出会える確率が上がる

担当者のスキルがまちまちなのは先述した通りです。同じ転職エージェントのなかでも良い担当者に出会える確率を上げるには、スキル・経験が高い、転職意欲が高い、とみせることです。詳しく記載すればあなたのスキル・経験だけでなく熱心さも伝わるのでよりスキルの高い担当者に当たる確率が上がります。

実際に著者がいた転職エージェントでも求職者さんをランク付けし、上からトップ成績の担当者が付きました。成績がトップということは「受かる」コツを知っているということです。

あなたに合った求人を紹介されやすくなる

これは当然ですね。いくら良い担当者でもあなたのスキル・経験を知らなければあなたに合った仕事を紹介することはできません。

まれに、条件だけあげて「とにかく紹介して」という求職者さんに出会うことがありましたが、そんな人と一緒に働きたいという人がいるでしょうか。採用側に立ってみればわかることです。

できれば応募書類もアップする⇒最速で添削を受ける

上で良い担当者に出会うことが転職成功のカギであり、そのためには①あなたのスキル・経験を理解してもらうこと、②熱意を伝えることが大切と説明しました。

そのためには、転職エージェント登録時に履歴書・職務経歴書をアップしてください。途中までしか記載していなくてもOKです。アップしていない人が多いので、それだけライバルに差を付けられます。

面談は絶対に受ける⇒企業面接の練習になる・自分でフィードバックを受け取れる

転職エージェントの利用の流れでもお伝えしましたが、面談は絶対に受けてください。特に転職初心者さんは面接に慣れていないでしょうから、面接の練習がタダでできると思ってがんばりましょう。

また、その面談を録画すれば採用官目線であなた自身を確認できます。目線や話し方など普段きづきにくいところをチェックしましょう。

転職軸・優先順位を伝える⇒理解してくれない担当者なら利用しない

転職エージェントのお客様は採用企業です。そのために転職エージェントは企業中心で動くことが多くなります。ですので、ときにあなたの希望やスキル・経験を活かせない求人を紹介してくることがあります。

意外なあなたの可能性を引き出してくれていることもありますが、あまりにかけ離れている場合は転職サイトの窓口から担当者変更の依頼をするか、転職エージェントを変えましょう。

詳しい転職エージェントの見分け方は「転職 エージェントとは? メリット・デメリット~ヤバいエージェントの見抜き方」で解説しています。

求人を紹介されたら理由を聞く⇒意外な自分の強みを発見できる

意外な求人を紹介されたら、なぜその企業を紹介されたのか聞いてみましょう。転職のプロからの視点であなた自身が気づいていなかった強みがわかるかもしれません。業界や職種を広げるチャンスになります。

企業情報をもらう⇒担当者のレベルがわかる

転職エージェントはその企業をよく理解しています。たとえば、年収の予算(年収:〇〇円~△△円の幅で、頑張っても××まで)、その求人を出している理由(新規事業、人手不足、人員補欠)、その部署の人員構成などです。

応募を検討するときはよく聞きましょう。また、企業に聞きにくい年収や有給取得率などは面接で聞かず転職エージェントに聞きます。

もし、これらの質問にこたえられないようであれば、担当者変更を依頼するか、転職エージェントを変えましょう。

あなた自身でも企業情報を集めたいときは、この記事内の転職サイトの情報収集で解説しています。

応募書類の添削⇒転職エージェントは企業の内情を知っている

応募書類は採用企業が欲しいものをあなたがいかに提供できるかをプレゼンするものです。ですので、応募するときには必ず転職エージェントに添削を依頼しましょう。転職エージェントは企業のツボを理解していますから、あなたの強みが伝わるようアドバイスをくれます。

推薦状⇒実は書く内容は相談可能

転職エージェントから応募すると、あなたの履歴書・職務経歴書だけでなく、転職エージェントから企業へ推薦状が出されます。第三者視点からあなたのことを伝えてくれる書類です。

この推薦状に書く内容を相談することもできるので、基本は転職エージェントにまかせますが、履歴書・職務経歴書で書ききれなかったことを記載依頼するのも手です。

面接対策⇒企業情報・面接官情報・模擬面接・面接後フォロー

しつこいようですが、転職エージェントは採用企業のことを理解しているので、面接前には必ず下記を確認しましょう。

1)なぜ採用活動をしているのか

⇒前職者が急に辞めたのか、事業拡大による人手不足なのか、新規事業で社内にスキルがある人材がいないのか、など理由がわかれば良い回答ができます。

2)どのような期待をされているのか

⇒求人票に記載されいてること以外で、企業の期待を確認します。

3)社風など

基本的な情報は求人票、企業Web、公式の社員ブログ、経営者の著書・SNSなどでわかりますが、実際の社風などは同じ業界でもいろいろなので、聞いておくと良いでしょう。

条件交渉⇒面接で聞きにくい給与・就労条件の交渉は転職エージェントにお任せ

聞き方を間違えると印象を悪くする年収や有給といった条件については面接で聞かず、転職エージェントに聞きます。内定後の条件交渉も基本的に任せましょう。

面接で希望年収や条件を聞かれたときのために事前に転職エージェントと打合せておくと、内定後の条件交渉で最大限引き出せる可能性が大きくなります。

退職交渉⇒こじれたら多くの退職を見ている転職エージェントに相談

ここではできるだけ円満退社になるように事前準備含めて転職活動の解説をしていますが、どうしてもこじれる時はあります。そのようなときは、転職エージェントに相談してみましょう。数多くの退職も見ている転職エージェントなら的確なアドバイスをくれます。

退職でもめるような会社に残る選択肢はないですから、どうしても辞められないときは退職代行を利用するのも手です。お金がもったいないと思うかもしれませんが、そのまま会社にとどまっても良いことはないでしょうし、年収が上がる・やりたいことができる仕事であれば投資になります。

入社後⇒もし条件がちがったらすぐに相談

内定通知書で条件を確認していても、「話がちがう」と言うこともあります。その場合はすぐに辞めるのではなく、転職エージェントに相談しましょう。

多くの転職エージェントの契約は半年以内に退職されるとペナルティがあり、企業からの報酬を返金するようになっています。あなたが入社後に定着するまでサポートがあるということです。

企業の内情をよく知っている転職エージェントから企業へ問合せしたほうが、現場で働いている状況に影響がすくないです。

転職エージェント利用の注意点

担当者のスキル・得意はバラバラ

大手だから転職エージェントの担当者の質が担保されているかというとそうでもありません。大手ほど新卒で担当している場合もあります。会社名で判断せず、なるべく多くの転職エージェントと会ってあなたに合った人を見つけてください。

ノルマに追われている転職エージェント⇒応募しすぎると未来をつぶします

ノルマに追われて、全く希望に合わない・あなたの将来を考えていない求人ばかり紹介してくる。応募を急かす、またはたくさんの企業に応募させようとする。残念ながらこういった転職エージェントもいます。こういったときは転職エージェントを変えるか、担当者を変えてもらいましょう。

「とりあえず応募しましょう」は最注意!

多くの企業は一度応募すると半年~1年は再度応募できません。やみくもに応募してお見送りになってから、あなたにピッタリの求人が出てきても応募できません。

適当に応募した後にその企業の魅力に気づいても、準備不足でお見送りになっては、1年後に再応募しても企業にはあなたのデータが残っています。

いい加減な応募はあなたの将来の可能性をつぶすので安易に勧める転職エージェントととは付き合わないようにしましょう。

転職エージェントのペースに巻き込まれない

上で説明した通り、転職エージェント側の事情があります。一人で転職活動をするよりコンスタントに求人情報に触れたり、応募することができる反面、転職エージェントのペースに巻き込まれる側面もあります。

自分を見失っているかも、と思ったら事前準備で作った転職軸を再確認してください。転職の目的を思い出せば、自分のペースを保てます。

3か月過ぎると紹介がなくなる

転職エージェントはノルマがあるので、3ヶ月を過ぎると求人紹介が減ることが多いです。そのようなときは、担当者に頑張りたい気持ちを伝えるか、新しい転職エージェントに登録しましょう。

【転職サイト】使い倒し方・ポイント・注意点

転職エージェントとの大きな違いは、次の2点です。両方の良いところを活かせる併用がベストなので、ここで転職サイトの特徴や使い倒すポイントを押さえてください。

①担当者が付かない:あなたのペースで転職活動ができる

②未経験でも受けられる案件がある:転職エージェントよりコストが低いので、転職サイトには未経験者でも受けられる求人があります。

③求人数が多い:低コストな分、載せられる企業が増えるため求人数は圧倒的に多いです。

転職サイト利用の流れ

登録

転職エージェントと同じくまずはあなたのスキル・経験や希望を登録します。転職サイトは、あなた自身で求人を検索し応募する流れです。ですが、スカウト型といって採用企業から直接あなたの元へスカウトが届くサービスを併設している転職サイトもあります。

スカウトが欲しい場合にはより詳しくスキル・経験をアピールしましょう。

求人をさがす

あなた自身で求人をサイトで検索します。スキルアップしながら半年~1年かけて仕事を探したい、といった長期戦の人などには転職サイトが良いでしょう。

転職エージェントよりも求人数が多いことも特徴なので、業界・職種を絞らずに幅広く検索してみると意外な発見があるかもしれません。

企業の中には転職エージェントと転職サイトを使い分けているところがあります。転職サイトで見つけた求人を転職エージェントに相談してみると部署やポジションがちがう求人があることがもあります。

応募書類作成

転職エージェントからの応募とはちがい、採用企業のスピード感がわからないので、事前に準備しておきましょう。求人はナマモノなので今日出ている求人が明日にはない、ということはよくあることです。チャンスをつかむためにも、早めに準備しておきます。

情報収集

転職後に「だまされた!」と思っている人は4割もいます※。この転職前とのギャップを生む原因は情報不足です。情報収集の目的は、応募検討、書類作成、面接対策だけでなく、このギャップをなくすことです。

企業の内部情報まで精通している転職エージェントからの情報提供がないので、あなた自身で企業の情報をあつめます。

2022年10月19日「転職の失敗」に関する調査/株式会社ライボ

知るべきこと

業界:規模、動向、その企業の業界内位置など

企業:業績、事業内容、新規事業、事業課題、ビジネスモデル、企業文化(社風)、福利厚生、働き方など。あなたの職種に関係するところは特に調べておきましょう。
例)営業職:強いセクター、業界内シェア、担当セクター・商材の動向、部署の規模など

どこで調べるか

【転職サイト】
気になる企業・業界だけでなく、今働いている企業・業界も見ておくと年収アップ幅の目安になります。例えば今の年収が業界水準よりかなり少ないのであれば、年収アップ交渉はスムーズかもしれませんが、高いのであれば年収を上げるのは難しいかもしれません。その場合は別な条件交渉を考えることを考えるとよいでしょう。

・今の会社・業界水準を知る:年齢や条件を今のあなたに合わせて、あなたが今働いている/気になる企業・業界の求人を見る(自分の働いているポジションが年収プラス100万円で見つけた方もいます)

・少し先の未来を知る:年齢を少し上げて、あなたが今働いている/気になる企業・業界の求人を見る

・業界の限界値・将来性を知る:あなたが今働いている/気になる業界トップの求人を見る 


【ビジネス本】 

『業界地図』、業界専門誌などで業界の動向や職種の専門書で業務内容などを調べておく。特に未経験の業界・職種にチャレンジする人は面接対策としてだけでなく、入社後に「思っていたのとちがう!」とならないように調べておきましょう。

会社四季報 未上場会社版 東洋経済新報社

応募・入社を検討するのであれば、その企業の事業内容や業績は知るべきです。未上場企業はネット上に公開されていることが少ないので、この書籍をおすすめします。

最新の2023年版では13000社掲載されています。独自の取材記事、事業内容、業績、役員、取引先、採用数など転職には絶対に知っておきたい情報です。価格は高いですが価値ある一冊です。Kindleで3870円、紙版で4300円です。

企業の公式Webサイト

企業Webサイトでは、決算書、役員の略歴、企業の課題やこれから取り組もうとしている事業などが掲載されています。せっかく入社できても、業績悪化ですぐにリストラなんてことがないように、必ず一度は読んでおきましょう。

企業により次で説明する有価証券報告書(または決算報告書)や、実際に働くイメージがつかめる従業員のブログがあります。

有価証券報告書(上場企業の場合)

「有価証券報告書ってなに?」と言う人にはちょっと読むのが大変かもしれません。ですが、とても大切なことがわかる書類なので、誰でも読めるポイントを解説します。

・どこで手に入れるか?

企業Webサイトか金融庁のEDINETで見ることができます。

「四半期報告書」ではなく、「有価証券報告書ー第〇期」のPDFを開きます。

・何を見れば、何がわかる?

下記のキーワードを検索窓に入れて、ポイントだけ読んでおきましょう。

略歴:「コーポレート・ガバナンスの状況等」にある役員略歴を確認

現役員の経歴が記載されています。新卒・中途、社内でどのような部署・役職だったかがわかります。多くの役員を出している「花形部署」も読み取れます。中途でも役員までなっている人がいる企業の方が転職組には希望が持てますね。

役員の報酬:「コーポレート・ガバナンスの状況等」「役員の報酬等」で役員報酬がわかります。「報酬等の総額」を「対象となる役員の員数」で割れば、その企業での報酬の上限の目安になります。

従業員給与:「企業の概況」の「従業員の状況」で従業員数と平均年収がわかります。

退職給付:最近は退職金制度をやめている企業も多いです。「退職給付」で検索して、決算書で支払いがあれば退職金制度があることを確認できます。

課題:「事業の状況」の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」にその企業が課題としていることが記載されています。あなたが希望する部署に関するものであれば、企業に貢献できることとして応募書類・面接でアピールできます。

新規:新規事業や新規出店など企業がこれから取り組むことがわかります。あなたが希望する部署に関するものであれば、企業に貢献できることとして応募書類・面接でアピールできます。

財務諸表で売上・営業利益・当期純利益(損失)や資産状況も見ておくべきですが、見慣れていないともっと難しいので上場企業であれば企業Webから「IR情報」などを見ればわかりやすく図解されています。

経営者のSNS、著書インタビュー記事

書籍出版やインタビュー記事は有名企業でないと見つからないかもしれませんが、SNSなら若い経営者なら企業のPRも兼ねて発信していることがあります。社風を知るヒントになるので、一度検索してみましょう。

著書やインタビュー記事があれば、応募する場合には読んでおきましょう。

【人に会う】

できれば希望する業界・企業の人に会いましょう。特に未経験の場合、イメージだけでその仕事を希望している人が多いです。入社後ギャップをさけるために、直接会うことができなければ、希望の仕事に近い人の個人ブログを読んでも良いでしょう。

口コミサイト

転職会議、キャリコネ、OpenWorkなどが有名なところです。ここでの注意点は口コミサイトを鵜呑みにしないということです。これらの口コミサイトは基本的に辞めた人、もしくは辞めたい人です。どうしてもネガティブな意見になりがちです。

今働いている会社の情報があれば、まずそれを見て温度感をつかみましょう。

著書も今まで働いた企業口コミを見ましたが「そうなんだ~」くらいです。組織で働くので、上司次第で大きく変わります。同じ部署、同僚でも上司が変われば、部署の雰囲気、仕事の進め方、他部署との連携も変わります。

参考にはなりますが、影響されすぎてはいけません。

転職サイトを使い倒すポイント

詳しくは別な記事で解説しているので、ここでは最低限知っておくべきポイントに絞ってお伝えします。

あなたのペースで転職活動ができる

転職エージェントはノルマがあるので、応募を急かされたり、3ヶ月を過ぎると求人紹介が減ることが多いです。資格取得やスキルアップしながら、可能性を探したいという人には転職サイトが向ています。

だらけてしまわないように、スケジュールを組んで進めてください。

気になる求人にすぐに応募できる

転職サイトで気になる求人があれば、その場で応募できます。人気の求人は殺到するので、チャンスを逃さないためにも応募書類は早めに準備しておきましょう。

未経験歓迎案件に応募できる

転職サイトはコストが低いので、未経験歓迎案件があります。転職エージェントで経験業界・職種、転職サイトで未経験業界・職種という組み合わせは最強です「どうしてもこれ!」というこだわりがなければ、挑戦する価値があります。

求人数が圧倒的に多い

上でも説明したとおり、転職サイトの方がコストが低いので、求人数が多いです。同じ企業でも転職エージェントでは出していない求人があることもあります。転職エージェントと併用している人は、転職サイト出来になる企業・求人があれば、転職エージェントに同じ企業の求人がないか聞いてみるとより幅広い求人に触れることができます。

気軽に利用できる

転職エージェントとちがい、専属の担当者が付かず面談もないので、気軽に利用できます。まだ、転職しようか迷っている、どんな求人があるのか知りたいだけ、といった「見るだけ」のとき利用しやすいです。

転職サイト利用の注意点

求人情報をうのみにしない

公開されている求人はある意味「無難」です。年齢・性別での制限は違法だからです。
ですが、実際には出身校、出身企業・業界、年齢、性別、スキル・経験などすべての条件を持っている候補者がかなえられないとしてもある程度人物像は決まっています。あなたが、理想の職場や働く条件を持っているのと同じことです。

転職エージェントはこのような情報を持っていますが、転職サイトではわかりません。ある程度の「ムダ打ち」があるかもしれないので、お見送りのときにあまり深刻にならないようにしてください。

目標を立ててペースを守る

時間がある、他人にスケジュールを任せたくない、といった場合には自分のペースで面接の日程調整ができる転職サイトをおススメします。

転職サイトを利用する大きなメリットはあなたのペースで転職活動ができることです。このメリットは先延ばしのクセがある人には逆効果です。転職サイトでは、忙しいと転職活動が長引く傾向があります。

もし、一人で転職活動をしていて3か月を超えている場合は、一度転職エージェントを検討してみると良いでしょう。

非公開求人がない

転職エージェント経由であれば、非公開求人にも応募することができます。企業は社外、社内に採用活動を知られたくないときに、非公開で採用します。

たとえば、新規事業の立ち上げや弱い分野を補強するときなどはライバル社に知られるのは避けたいものです。また、社内に向けても、

リストラ後の新規採用、特定の人が退職することを知られないようにするためにも非公開で採用します。

忙しい人はチャンスを逃しやすい

求人情報はナマモノです。企業の事情で急に消えることも多いです。ある企業では候補者が殺到しすぎて、人事が対応できなくなりすぐに取り下げていました。

今の仕事が忙しいと、求人情報を見落とす、急な募集に対応できないといったことがあります。また、面接の日程調整だけで何度もメールのやり取りをしなければならないなど一人では大変な時もあります。

転職サイトだけで転職活動をするひとは、先に転職活動用の時間を確保することが大切です。

いくら焦っても、仕事中に応募企業に連絡するなど転職活動をすることはやめましょう。あなたの社会人としての評判をなくしたら、転職活動にも影響があります。

サポートがない

転職サイトと転職エージェントの一番大きな違いは専属の担当者の有無です。

転職を何度も経験している、あなた自身で転職活動をすすめたい、年収などの交渉を他人にまかせたくない、といった人には転職サイトが向いています。

逆に、初めての転職で応募書類の書き方、模擬面接、情報収集、条件交渉などサポートが欲しい場合には転職エージェントと併用するか、転職エージェントでまずは転職活動を始めて流れをつかむことをおすすめします。

メンテナンス・更新が遅いサイトがある

サイトにより週2回くらいから随時更新までいろいろとありますが、情報更新が遅れていることもあります。実際にある世界的な大手企業が日本撤退のニュース後でも掲載されていたのを確認しました。撤退の混乱で、転職サイトへの連絡が遅れたのかもしれませんが、企業担当者と直接つながっている転職エージェント経由でないと、情報が遅くなっている可能性があることは知っておいてください。

自分の知っている範囲でしか求人を探せない

当然のことですが、知らないものを探すことができません。転職サイトは求人数が多いのがメリットですが、それを活かすためには業界・職種の知識が広い人の方が活用できます。

転職サイトアプリなら通勤中、昼休み中も利用しやすいので、スキマ時間を上手に使って特定の業界・職種にしばられず求人を眺めてみることもおすすめします。

まとめ

この記事では一番効率の良い転職活動の流れを事前準備から説明しました。転職活動の途中であきらめないためには、ツボを押さえて期間を決めて集中することが大切です。初めての転職では手あたり次第に頑張ってしまうこともあるでしょうが、それでは途中で挫折してしまいます。まずこの記事で流れエージェントサイト違い注意点を理解して、希望の職をつかんでください。応援しています。もし、このサイトでわかりにくいところ、質問などあればメッセージ送っていただければ全力でお答えします。

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この記事を書いた人

転職エージェントとして1000人以上をサポートし、自身もいろいろな職種・業種・企業規模で10社以上経験しています。
転職エージェントを利用した転職の裏技やキャリアアップ方法を発信しています。人生100年時代を楽しく働けるよう応援しています!

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